2013年 10月 07日
2013年10月新規購入薬剤
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①ウリトスOD錠
②ニフェジピンCR10・20「日医工」
③ヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液「日点」
④イルベタン錠100
⑤シュアポスト錠0.25mg
⑥ミカムロBP
⑦フロセミド錠10mg「NP」
⑧ユビテル錠20mg
⑨アミティーザカプセル24mg(正規採用)
⑩リキスミア皮下注300μg
⑪オラペネム小児用細粒10%(10月30日勉強会予定)
⑫サムスカ錠7.5
⑬ゼルヤンツ錠5mg
⑭トビエース錠4mg・8mg
⑮メトグルコ錠500mg
⑯リーバクト配合経口ゼリー
⑰リバロOD錠2mg(リバロ錠から切り替え)
⑱ネオキシテープ73.5mg(10月9日勉強会)
⑲エンブレル皮下注50mgペン1.0ml
⑩リキスミア皮下注300μg
サノフィ(株)は、2型糖尿病治療剤「リキスミア皮下注300μg」(以下:リキスミア、一般名:リキシセナチド)を2013年9月17日に新発売しました。
食事摂取に伴って、消化管からインクレチン(消化管ホルモン)の一つであるグルカゴン様ペプチド-1(glucagon-like peptide-1:GLP-1)が分泌されます。GLP-1は、血糖値が高い場合に膵臓β細胞からのインスリン分泌を増強し、血糖値が正常あるいは低い場合は増強しないという血糖コントロール作用の特徴を有しています。また、グルカゴンの分泌を低下させ、肝臓における糖新生を抑制することも知られています。
リキスミアは、世界初の1日1回投与によるGLP-1受容体作動薬で、GLP-1受容体に結合することにより、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を刺激します。国内外の臨床試験において、本剤投与群は、インスリン分泌作用、グルカゴン分泌抑制作用、胃内容排出遅延作用により、優れた食後血糖抑制を示すことが確認されました。また、近年、GLP-1受容体作動薬と基礎インスリンとの併用が新しい治療法の一つとして推奨されていますが(ADA/EASDポジション・ステートメント2012)、本剤は、国内で唯一、基礎インスリンとの相補的効果によって、血糖コントロールの改善と良好な忍容性が認められたGLP-1受容体作動薬です。本剤は自己投与が可能で、朝食前の1時間以内に皮下投与します。なお、投与に際しては、胃腸障害の発現を軽減するため、低用量から開始することとされています。
本剤は、他のGLP-1受動体作動薬(エキセナチド、リラグルチド)と異なり、インスリン製剤との併用が可能という特徴を有しています。なお、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤との併用については検討されていません。
概要
商品名
リキスミア皮下注300μg
一般名
リキシセナチド
製造販売元
サノフィ(株)
薬効分類
249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)
効能・効果
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
①食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤との併用を含む)を使用
②食事療法、運動療法に加えて持効型溶解インスリンまたは中間型インスリン製剤(スルホニルウレア剤との併用を含む)を使用 .
用法・用量
通常、成人には、リキシセナチドとして、20μgを1日1回朝食前に皮下注射する。ただし、1日1回10μgから開始し、1週間以上投与した後1日1回15μgに増量し、1週間以上投与した後1日1回20μgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日20μgを超えないこと。 .
包装
300μg/3mL×2本
⑪オラペネム小児用細粒10%
オラペネム小児用細粒10%
【用法・用量】
通常、小児にはテビペネムピボキシルとして1回4mg
(力価)/kgを1日2回食後に経口投与する。なお、必要に
応じて1回6mg(力価)/kgまで増量できる。
用法・用量に関連する使用上の注意
本剤の投与期間は、7日間以内を目安とすること。な
お、本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐ
ため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要
な最小限の期間の投与にとどめること
近年、わが国では小児の細菌感染症における主要な原因菌である肺炎球菌、インフルエンザ菌の耐性化が問題となっており、既存の経口抗菌薬ではうまく治療できない症例が増加しています。特に、小児中耳炎では遷延あるいは反復症例が多くみられ、外来での注射用抗菌薬による治療、あるいは入院治療が行われているのが現状です。ニューキノロンは肺炎球菌、インフルエンザ菌に良好な抗菌力を有していますが、基本的に小児の感染症に投与できません。オラペネム小児用細粒10%は、肺炎球菌やインフルエンザ菌の他剤耐性菌による感染症にも有効で、難治性の中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などに使える薬として評価を得ています。
オラペネムは世界初の経口用カルバペネムです。カルバペネムの治療効果はTAMと相関性があり、投与回数を多くすると治療効果が高くなります。オラペネムの場合もTAMとの相関(相関係数:0.77)がみられます。一方で、オラペネムはCmax/MIC(相関係数:0.87)、AUC/MIC(相関係数:0.88)とも高い相関性が認められ、1回あたりの投与量を多くする方が高い効果の得られる可能性もあります。そこで、1日あたりの投与回数は、1回と3回の中間の2回に設定されています。
これまで注射用のみであったカルバペネムに経口用が登場することには、歓迎ばかりでなく懸念する声もあるようです。それは、耐性菌の増加を助長し、注射用のカルバペネムも効きが悪くなるのでは、との心配から出ています。そのため、オラペネムの適応は肺炎、中耳炎、副鼻腔炎に限られ、「他の抗菌剤による治療効果が期待できない症例に限り使用すること」との条件も付けられています。また、使用にあたっては、耐性菌出現防止の観点から「適正使用」が求められ、医療機関への説明のためもあって、発売は2009年8月が予定されています。
【参考】
1.PK-PD理論について
PK-PD(pharmacokinetics:薬物動態-pharmacodynamics:薬力学)理論は、より効果的な抗菌薬使用法を探索する手法の一つです。抗菌薬の種類によってPK-PD理論は異なってきますが、治療効果の予測に有用とされています。
抗菌薬の効果は、PK-PDパラメータと相関することが知られています。PK-PDパラメータには、(1)血中濃度が最小発育阻止濃度(MIC)を超えている時間(time above MIC:TAM)、(2)最高血中濃度(Cmax)/MIC、(3)血中濃度-時間曲線下面積(AUC:area under the blood concentration-time curve)/MIC、の3種類があります。
一般に、抗菌薬の系統ごとに相関性のあるPK-PDパラメータは決まっていて、例えば、β-ラクタム(ペニシリン、セフェム、カルバペネム、モノバクタムなど)は原因菌に対するTAMが長いほど高い治療効果が得られるとされています(時間依存性)。したがって、1日の用量を2回、3回、4回と分割して投与することでTAMが延長され、より優れた治療効果が得られると予測できます。一方、アミノ配糖体、ニューキノロンなどは、Cmax/MIC、AUC/MICが大きいほど高い治療効果が得られるとされています(濃度依存性)。したがって、1日の用量を同じとするなら、1回で投与する方がより優れた治療効果が得られると予測できます。
〔PK-PD理論を基に開発された新しい抗菌薬〕より(http://www.e-mediceo.com/)
⑫サムスカ錠7.5
適応追加
特徴
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留の効能・効果を追加とする新効能・新用量医薬品
効能・効果
サムスカ錠7.5mg
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留
用法・用量
●肝硬変における体液貯留の場合
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。
⑬ゼルヤンツ錠5mg
特徴
関節リウマチ治療薬(国内初のJAK阻害剤:経口治療薬)
・作用:細胞外でサイトカインを標的とする生物学的製剤と異なり、炎症に重要な役割を果たす細胞内のシグナル伝達経路であるJAK(ヤヌスキナーゼ)Pathwayを阻害することで、関節リウマチ症状・徴候の改善効果を示す
・製剤の特徴:低分子の分子標的治療薬で1日2回経口投与
・有効性:MTXや抗TNF薬、その他のDMARDsで効果不十分な患者にも有効性を示す(海外臨床試験)
・注意点:
・中等~重度腎機能障害患者及び中等度肝機能障害患者は、5mgを1日1回投与
・生物製剤(TNF阻害剤、IL-6阻害剤等)や強力な免疫抑制剤(タクロリムス、アザチオプリン等)との併用はしないこと
【新有効成分含有医薬品】
☆武田が販売し、ファイザーと武田がコ・プロモーションを実施
効能・効果
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
用法・用量
通常、トファシチニブとして1回5mgを1日2回経口投与する。
全例調査対象薬
⑭トビエース錠4mg・8mg
特徴
過活動膀胱(OAB)治療薬
(膀胱に対する選択性の高いムスカリン受容体拮抗薬)
・作用:膀胱平滑筋のムスカリン受容体を阻害することにより膀胱の収縮を抑制する
・製剤の特徴:
・デトルシトールと同一の活性代謝物となり、効果を発揮
・通常用量4mgに対し、8mgまで増量可能
・注意点:
・重度の腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)、中等度の肝障害患者は血漿中濃度上昇の可能性があるため、1日投与量は4mgとする
・徐放性製剤のため、割ったり、砕いたりせずにそのまま服用すること
・40カ国以上で承認(2012年5月現在)
【新有効成分含有医薬品】
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人にはフェソテロジンフマル酸塩として4mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて1日1回8mgまで増量できる。
⑮メトグルコ錠500mg
⑯リーバクト配合経口ゼリー
⑰リバロOD錠2mg(リバロ錠から切り替え)
⑱ネオキシテープ73.5mg
特徴
国内初の経皮吸収型 過活動膀胱(OAB)治療薬
・製剤の特徴:経口頻尿治療剤ポラキス錠(サノフィ)と同一成分で、久光製薬のTDDS(Transdermal Drug Delivery System)技術を用いることで、安定した血中濃度維持による薬効の持続を期待して開発された経皮吸収型のテープ剤
・作用:オキシブチニンは、抗コリン作用により尿意切迫感や頻尿を改善
・有効性:実薬対照群と比べ非劣性を示した
・安全性:口渇の副作用が錠剤に比べ減少
・注意点:抗コリン薬のため、尿閉を有する患者、閉塞隅角緑内障の患者等には禁忌
【新投与経路・新効能医薬品】
☆久光製薬と旭化成ファーマが共同販売
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人に対し本剤1日1回、1枚(オキシブチニン塩酸塩として73.5mg)を下腹部、腰部又は大腿部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。
⑲エンブレル皮下注50mgペン1.0ml
以上購入いたしました。
院内オーダー停止品
アデカット15
カプトリル12.5・カプトリルR
セダプリル12.5・25
チバセン5
ポラキス2・3
リバロ2
サラゾピリン坐薬
ステロネマ注腸1.5・3
いななき君
②ニフェジピンCR10・20「日医工」
③ヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液「日点」
④イルベタン錠100
⑤シュアポスト錠0.25mg
⑥ミカムロBP
⑦フロセミド錠10mg「NP」
⑧ユビテル錠20mg
⑨アミティーザカプセル24mg(正規採用)
⑩リキスミア皮下注300μg
⑪オラペネム小児用細粒10%(10月30日勉強会予定)
⑫サムスカ錠7.5
⑬ゼルヤンツ錠5mg
⑭トビエース錠4mg・8mg
⑮メトグルコ錠500mg
⑯リーバクト配合経口ゼリー
⑰リバロOD錠2mg(リバロ錠から切り替え)
⑱ネオキシテープ73.5mg(10月9日勉強会)
⑲エンブレル皮下注50mgペン1.0ml
⑩リキスミア皮下注300μg
サノフィ(株)は、2型糖尿病治療剤「リキスミア皮下注300μg」(以下:リキスミア、一般名:リキシセナチド)を2013年9月17日に新発売しました。
食事摂取に伴って、消化管からインクレチン(消化管ホルモン)の一つであるグルカゴン様ペプチド-1(glucagon-like peptide-1:GLP-1)が分泌されます。GLP-1は、血糖値が高い場合に膵臓β細胞からのインスリン分泌を増強し、血糖値が正常あるいは低い場合は増強しないという血糖コントロール作用の特徴を有しています。また、グルカゴンの分泌を低下させ、肝臓における糖新生を抑制することも知られています。
リキスミアは、世界初の1日1回投与によるGLP-1受容体作動薬で、GLP-1受容体に結合することにより、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を刺激します。国内外の臨床試験において、本剤投与群は、インスリン分泌作用、グルカゴン分泌抑制作用、胃内容排出遅延作用により、優れた食後血糖抑制を示すことが確認されました。また、近年、GLP-1受容体作動薬と基礎インスリンとの併用が新しい治療法の一つとして推奨されていますが(ADA/EASDポジション・ステートメント2012)、本剤は、国内で唯一、基礎インスリンとの相補的効果によって、血糖コントロールの改善と良好な忍容性が認められたGLP-1受容体作動薬です。本剤は自己投与が可能で、朝食前の1時間以内に皮下投与します。なお、投与に際しては、胃腸障害の発現を軽減するため、低用量から開始することとされています。
本剤は、他のGLP-1受動体作動薬(エキセナチド、リラグルチド)と異なり、インスリン製剤との併用が可能という特徴を有しています。なお、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤、チアゾリジン系薬剤、DPP-4阻害剤との併用については検討されていません。
概要
商品名
リキスミア皮下注300μg
一般名
リキシセナチド
製造販売元
サノフィ(株)
薬効分類
249 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む。)
効能・効果
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
①食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤との併用を含む)を使用
②食事療法、運動療法に加えて持効型溶解インスリンまたは中間型インスリン製剤(スルホニルウレア剤との併用を含む)を使用 .
用法・用量
通常、成人には、リキシセナチドとして、20μgを1日1回朝食前に皮下注射する。ただし、1日1回10μgから開始し、1週間以上投与した後1日1回15μgに増量し、1週間以上投与した後1日1回20μgに増量する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日20μgを超えないこと。 .
包装
300μg/3mL×2本
⑪オラペネム小児用細粒10%
オラペネム小児用細粒10%
【用法・用量】
通常、小児にはテビペネムピボキシルとして1回4mg
(力価)/kgを1日2回食後に経口投与する。なお、必要に
応じて1回6mg(力価)/kgまで増量できる。
用法・用量に関連する使用上の注意
本剤の投与期間は、7日間以内を目安とすること。な
お、本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐ
ため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要
な最小限の期間の投与にとどめること
近年、わが国では小児の細菌感染症における主要な原因菌である肺炎球菌、インフルエンザ菌の耐性化が問題となっており、既存の経口抗菌薬ではうまく治療できない症例が増加しています。特に、小児中耳炎では遷延あるいは反復症例が多くみられ、外来での注射用抗菌薬による治療、あるいは入院治療が行われているのが現状です。ニューキノロンは肺炎球菌、インフルエンザ菌に良好な抗菌力を有していますが、基本的に小児の感染症に投与できません。オラペネム小児用細粒10%は、肺炎球菌やインフルエンザ菌の他剤耐性菌による感染症にも有効で、難治性の中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などに使える薬として評価を得ています。
オラペネムは世界初の経口用カルバペネムです。カルバペネムの治療効果はTAMと相関性があり、投与回数を多くすると治療効果が高くなります。オラペネムの場合もTAMとの相関(相関係数:0.77)がみられます。一方で、オラペネムはCmax/MIC(相関係数:0.87)、AUC/MIC(相関係数:0.88)とも高い相関性が認められ、1回あたりの投与量を多くする方が高い効果の得られる可能性もあります。そこで、1日あたりの投与回数は、1回と3回の中間の2回に設定されています。
これまで注射用のみであったカルバペネムに経口用が登場することには、歓迎ばかりでなく懸念する声もあるようです。それは、耐性菌の増加を助長し、注射用のカルバペネムも効きが悪くなるのでは、との心配から出ています。そのため、オラペネムの適応は肺炎、中耳炎、副鼻腔炎に限られ、「他の抗菌剤による治療効果が期待できない症例に限り使用すること」との条件も付けられています。また、使用にあたっては、耐性菌出現防止の観点から「適正使用」が求められ、医療機関への説明のためもあって、発売は2009年8月が予定されています。
【参考】
1.PK-PD理論について
PK-PD(pharmacokinetics:薬物動態-pharmacodynamics:薬力学)理論は、より効果的な抗菌薬使用法を探索する手法の一つです。抗菌薬の種類によってPK-PD理論は異なってきますが、治療効果の予測に有用とされています。
抗菌薬の効果は、PK-PDパラメータと相関することが知られています。PK-PDパラメータには、(1)血中濃度が最小発育阻止濃度(MIC)を超えている時間(time above MIC:TAM)、(2)最高血中濃度(Cmax)/MIC、(3)血中濃度-時間曲線下面積(AUC:area under the blood concentration-time curve)/MIC、の3種類があります。
一般に、抗菌薬の系統ごとに相関性のあるPK-PDパラメータは決まっていて、例えば、β-ラクタム(ペニシリン、セフェム、カルバペネム、モノバクタムなど)は原因菌に対するTAMが長いほど高い治療効果が得られるとされています(時間依存性)。したがって、1日の用量を2回、3回、4回と分割して投与することでTAMが延長され、より優れた治療効果が得られると予測できます。一方、アミノ配糖体、ニューキノロンなどは、Cmax/MIC、AUC/MICが大きいほど高い治療効果が得られるとされています(濃度依存性)。したがって、1日の用量を同じとするなら、1回で投与する方がより優れた治療効果が得られると予測できます。
〔PK-PD理論を基に開発された新しい抗菌薬〕より(http://www.e-mediceo.com/)
⑫サムスカ錠7.5
適応追加
特徴
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留の効能・効果を追加とする新効能・新用量医薬品
効能・効果
サムスカ錠7.5mg
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留
ループ利尿薬等の他の利尿薬で効果不十分な肝硬変における体液貯留
用法・用量
●肝硬変における体液貯留の場合
通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する。
⑬ゼルヤンツ錠5mg
特徴
関節リウマチ治療薬(国内初のJAK阻害剤:経口治療薬)
・作用:細胞外でサイトカインを標的とする生物学的製剤と異なり、炎症に重要な役割を果たす細胞内のシグナル伝達経路であるJAK(ヤヌスキナーゼ)Pathwayを阻害することで、関節リウマチ症状・徴候の改善効果を示す
・製剤の特徴:低分子の分子標的治療薬で1日2回経口投与
・有効性:MTXや抗TNF薬、その他のDMARDsで効果不十分な患者にも有効性を示す(海外臨床試験)
・注意点:
・中等~重度腎機能障害患者及び中等度肝機能障害患者は、5mgを1日1回投与
・生物製剤(TNF阻害剤、IL-6阻害剤等)や強力な免疫抑制剤(タクロリムス、アザチオプリン等)との併用はしないこと
【新有効成分含有医薬品】
☆武田が販売し、ファイザーと武田がコ・プロモーションを実施
効能・効果
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
用法・用量
通常、トファシチニブとして1回5mgを1日2回経口投与する。
全例調査対象薬
⑭トビエース錠4mg・8mg
特徴
過活動膀胱(OAB)治療薬
(膀胱に対する選択性の高いムスカリン受容体拮抗薬)
・作用:膀胱平滑筋のムスカリン受容体を阻害することにより膀胱の収縮を抑制する
・製剤の特徴:
・デトルシトールと同一の活性代謝物となり、効果を発揮
・通常用量4mgに対し、8mgまで増量可能
・注意点:
・重度の腎障害(クレアチニンクリアランス30mL/min未満)、中等度の肝障害患者は血漿中濃度上昇の可能性があるため、1日投与量は4mgとする
・徐放性製剤のため、割ったり、砕いたりせずにそのまま服用すること
・40カ国以上で承認(2012年5月現在)
【新有効成分含有医薬品】
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人にはフェソテロジンフマル酸塩として4mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じて1日1回8mgまで増量できる。
⑮メトグルコ錠500mg
⑯リーバクト配合経口ゼリー
⑰リバロOD錠2mg(リバロ錠から切り替え)
⑱ネオキシテープ73.5mg
特徴
国内初の経皮吸収型 過活動膀胱(OAB)治療薬
・製剤の特徴:経口頻尿治療剤ポラキス錠(サノフィ)と同一成分で、久光製薬のTDDS(Transdermal Drug Delivery System)技術を用いることで、安定した血中濃度維持による薬効の持続を期待して開発された経皮吸収型のテープ剤
・作用:オキシブチニンは、抗コリン作用により尿意切迫感や頻尿を改善
・有効性:実薬対照群と比べ非劣性を示した
・安全性:口渇の副作用が錠剤に比べ減少
・注意点:抗コリン薬のため、尿閉を有する患者、閉塞隅角緑内障の患者等には禁忌
【新投与経路・新効能医薬品】
☆久光製薬と旭化成ファーマが共同販売
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人に対し本剤1日1回、1枚(オキシブチニン塩酸塩として73.5mg)を下腹部、腰部又は大腿部のいずれかに貼付し、24時間毎に貼り替える。
⑲エンブレル皮下注50mgペン1.0ml
以上購入いたしました。
院内オーダー停止品
アデカット15
カプトリル12.5・カプトリルR
セダプリル12.5・25
チバセン5
ポラキス2・3
リバロ2
サラゾピリン坐薬
ステロネマ注腸1.5・3
いななき君
by akishimap
| 2013-10-07 17:43
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